こんにちは!
萩今(はぎいま)と申します!
ブログに不慣れすぎてあまり自信を持って言えないんですけど……
実は私、本業はプログラマーなんです。
といっても、未経験から中途採用で実務経験1年ぐらいですけどね。
でも、新人の中ではかなり良い!と上司からは褒められてます。ありがたい話です。
本題に戻ります!
プログラマーになりたい人はプログラマーという職業について調べているうちにこんなことを聞いた事ありませんか?
プログラマーにはコミュニケーション能力が必要だと……
私も就職前にそう聞いていましたが、プログラマーってずっとパソコンに向かっているイメージであまり信じられませんでした。
実際にプログラマーに就職してどうだったか。
結論から言うと、ずっとパソコンに向かっているのも間違いじゃないんですけど、コミュニケーション能力が必要なのは本当です。
どういうことなのか、どの程度必要なのか。
コミュニケーションが苦手でもこれさえ気をつければ大丈夫というポイントも含めて…
未経験からプログラマーになったばかりの私が詳しく解説していきます!
この記事は
- 未経験からプログラマーを目指している人
- プログラマーになったばかりの新人さん
向けに書いています!
※ちなみに、職場によって違うという話も聞いたことありますのであくまで私の職場ではっていう話をしますね。ご了承ください。
プログラマーにコミュニケーション能力は必要!理由①:IT業界は伝言ゲーム!?
そもそもプログラマーってどんな仕事なのか?
プログラマーが働く業界、IT業界はどんなところなのか?
詳しく解説します。
プログラマーは基本的に、お客さんの要望に応じて欲しがっている物を作ります。カタカタとパソコンに向かってプログラミング言語を入力している…という一般的に想像するプログラマーのイメージで合ってます。
では、どうしてコミュニケーション能力が必要なのか。
その理由は、お客さんと直接話すプログラマーは殆どいないからです。
お客さんの要望に応えるのに、お客さんと直接話さないんです。
例えば、「名前を入力して実行ボタンを押すと名前シールが印刷される画面を作って欲しい!」というお客さんがいたとします。
お客さんと話をする人(SEさんって言います)が、お客さんの要望を聞きだします。
そしてお客さんの要望通りになるにはどうしたらいいか文書として書き出してプログラマーに渡す…
つまり、IT業界って伝言ゲームなんです。
実は今の例はまだいい方で、お客さんと話をする人が要望を別の人に伝えて、その人がまた別の人に伝えて…と最終的に作る人にたどり着く前に何人も挟みます。私の職場では2、3社挟むのが普通ですね。
伝言ゲームが上手く伝わってないと、お客さんの思っているものと違うものができたり、そもそも動かないものが出来たりします。
伝言ゲームが上手くいくコツはズバリ、コミュニケーション能力です!
直接聞ける相手からいかに引き出すかが鍵となってきます。
どうやって解決していけばいいかは下で解説しますが、まずはコミュニケーション能力が必要な理由②を説明します!
理由①の解決法を先に見たい人はこちら
プログラマーにコミュニケーション能力は必要!理由②:レビューで制作の意図を伝える
レビュー
って言葉はIT業界に馴染みがなくても聞いた事あるかもしれません。
商品レビューって消費者が使った感想を投稿しているのを見かけたことがあるんじゃないかと思います。
IT業界でのレビューは似たようなものですがちょっと違います。
IT業界のレビューとは
成果物を他の人に見てもらって、本当に合っているに検証することです。
今度は「成果物ってなに?」ってなるかもですが
成果物とは、実際に作ったものです。
詳細設計書とか、ソースコードとか、テスト仕様書とか……
IT業界じゃないと馴染みがない言葉ばかり出して、余計わからなくなったならごめんなさい。でも名前だけ覚えておいて下さい。
そのうちの一つ、ソースコードはプログラマーの人がカタカタと入力して作ったプログラミングコードのことです。
ソースコードをレビューするとは、実際に他の人がそれを見て正しいかチェックするってことですね。
ちょっとだけIT業界を知っている人にとっては「テストと何が違うの?」って思うかもしれません。
テストは実際に動かしてみるんですけど、レビューはレビューしたい対象そのものを見ます。プログラミングコードがズラズラ書いてあるソースコードを見て合ってるかみるってことです。
そんなの見てわかるの!?って思うかもしれませんが……これ以上レビューについて話すと話題がズレちゃうのでまたまとめますね。
とりあえず、レビューは作ったものそのものを見るって作業です。今はそれだけ覚えておいてください。
レビューのやり方は2種類あります。
- 対面レビュー
- 回覧レビュー
この2つですね。
対面レビューとは
レビューしてくれる人と作った人が直接お話しします。
つまり、作ったソースコードをこれはこういう意図で作りましたと説明しなきゃいけないんです。
なるほど、コミュニケーション能力必要そうって思いますよね。その通りです。
じゃあ回覧レビューは?
回覧レビューとは
レビューする人と直接話しはせず、文面等で指摘事項を書かれます。「ここはこうしてください」とか「ここはなぜこのやり方ですか?」とか指摘されます。
文面で回答しなければならないので、直接じゃないですけどコミュニケーション能力はあった方がよさそうですね。
プログラマーにもコミュニケーション能力が必要なことがわかったと思います。
では解決はどのようにすればいいのか、を解説します!
伝言ゲームなIT業界において必要なコミュニケーション能力とは?最低限必要なのは誰かに聞くこと!
理由①でIT業界が伝言ゲームの世界なのでプログラマーにもコミュニケーション能力が必要なことがわかりました。
伝言ゲームを上手くやりくりしていく為にどのように切り抜けたらいいのでしょうか?
答えは……
わからないことは上司や先輩に聞く。です。
え?それだけ?って思いました?
それも難しいって思いました?
感想は人それぞれかなって思います。
私はそれも難しいって思う人ですね。
正直、わからないことを聞くを全部できる新人さんってめちゃくちゃ凄いと思います。新卒や第二新卒で出来たら天才だと思います。
だって、わからないことって山ほどあると思うから。
正直、私もIT業界に入って数ヶ月の頃は疑問を全部聞けたか?と言われると出来てないと思います。
でも、こんな私でも「ちゃんとわからないところ聞いてくれる!」って上司に評価されているんです。
この記事ではわからないことは聞くをどうやって切り抜けたのか、解説します!
ちなみに、この記事で解説することは新人プログラマーに必要な最低限のコミュニケーション能力だと思うので、優秀な新人プログラマーになりたいならもっと踏み込む必要があります。
わからないこと聞くなんて他の業界でも同じじゃん。それぐらい出来る!と自信がある人は踏み込んだ方の記事をどうぞ。
(まだないです。今度別の記事にまとめますね!)
わからないことは聞く!を上手く突破するには?実践①:疑問があったらメモを作る!
未経験で業界に入ると、わからないことだらけだと思います。
それはIT業界じゃなくても同じでしょう。
そんなときはひたすらわからないことをメモって下さい。
自分用のテキストファイルとか、手書きでもいいです。
自分用なので文章になってなくてもいいです!
そして、先輩や上司など聞ける人がいる時にまとめてメモを見ながら聞きます。
解決したらこういう理由で解決したって書いておきましょう。
それだけです。
そんなの書く時間がもったいない!って思うかもしれませんが、先輩や上司もずっと暇な訳じゃないので、聞こうと思ったら「ごめん、後で!」って言われることもあります。
それで時間たったら何を聞きたかったか忘れちゃうんですよ。
あと、頭の中から聞きたいことを探すより、何となく文字を見た方が話しやすいと思いませんか?
先輩や上司に聞く時は、その人の時間を貰っているんです。
わからないところを聞くために時間を貰うのは仕方ないし必要なことだと思いますが、何を聞くんだったか思い出すって時間で人の時間を使うのは良くないですよね。
コミュニケーションが苦手だって思っている人は特に原稿があった方が話しやすいんじゃないかと思います。(私はそうです。)
スムーズに聞く、聞き出す為にもメモは取っておいた方がいいです。
わからないことは聞く!を上手く突破するには?実践②:わからない意思表示をする!
わからないことはメモしてひたすら聞く。
それはわかったけど、そもそも何を聞いたらいいかわからない!って人もいると思います。
そういう時どうするのか。
それは「わからない」と意思表示をすることです!
これは先輩より上司にやった方がいいですね。(職場によると思いますが)
なんか分かりそうな気がするー?でも微妙……って時でも「なんかちょっとわかってないかもしれないです」って言ってみたり。
とりあえず「わからない」ことさえ伝えていれば上司はきっとヒントをくれます。
まあ、時には怒られるかもしれませんが…「わからない」のに知ったかぶりするより断然マシです。
わからないことはわからない!
自分に正直になりましょう!!
新人がレビューを上手く切り抜けるには?実践:意味を持とう!
次は理由②で説明したレビューをうまく切り抜けるために必要なことを解説します。
レビューとは何かのおさらい!
レビューは成果物(作ったもの)が正しいかどうか、成果物自体を他人にチェックして貰うことです。
あ、ちなみにチェックする人は上司かもしれませんし、他社の人かもしれません!色んなパターンがあります。
先程、対面レビューの話をしました。直接お話するレビューですね。
対面レビューだと「とりあえず説明してください」って感じでどうやってすればいいのか私は今でも緊張します。
この記事で具体的なレビューのやり方を書く気はないので、だいたいのレビューでやることを説明をすると自分がどの資料を見てどうしてこのように作ったのかをひたすら語る作業。
って感じですね。
コミュニケーション苦手な人にとって
えー!難しい!って思うかもしれません。
はい、難しいです。私は対面レビュー嫌いです。
じゃあどうやって切り抜けるのかって話なんですが……私は作る段階であることを心掛けています。そのあることとは
「なんとなく」で作らない。
意味を持って作る。
です!
どういうことか説明します!
レビューは「自分がどの資料を見てどうしてこのように作ったのか」を説明すると言いました。でもなんとなくで作った部分を語れますか?
コミュニケーション苦手な人は、なんとなくで作った部分に突っ込まれると黙っちゃうんじゃないかなって思います。
そうなるとレビューする人に何も伝わらないし、ただ単に空気が悪いですよね(笑)
だから、黙っちゃいそうな材料をそもそも作らない!
「これは前にやった処理と同じだからやり方も同じにしているんだ!」「ここは資料にこう書いてあるからやり方を変えているんだ!」
合ってるか間違っているかは置いておいて、とりあえず理由を持ちましょう。合っているかどうか判断するのはレビューする人です。
理由さえあれば黙っちゃう事態を避けられる可能性はぐっと上がります。
でもどーしてもなんとなくでしか作れない!って時もあるかもしれません。
そういう時は「ここは仮にこう作ってみたんですけどこれで問題ありませんか?」って先輩や上司に聞いて下さい。
また「誰かに聞く」が出てきましたね。
結局、誰かに聞くが最強なんです。
まあそもそも普通に考えて仕事をなんとなくでこなしてたらダメですけどね。
だからここで語ってることって実は当たり前のことなんです。
まとめ プログラマーに必要なコミュニケーション能力は
プログラマーに必要なコミュニケーション能力は
- 先輩や上司にわからないところを聞く力
- わからないところはわからないと素直に言える力
- なんとなくで仕事をしない。自分で作ったものを説明できる力
が最低限必要です!
でも正直辛いですよね。
「わからないことを全部聞く!?無理!!今日は聞ける気分じゃない!!」
「全部わからないって言うの疲れた…」
「もう適当に作っちゃダメなの~?」
そんな気分の日もあると思います。
それでもできるだけ頑張って欲しいんですが、どうしてもサボりたいって時は…
諦めましょう!!仕方ない!!あなたは頑張った!!
何も言わなくても教えてくれなかった先輩や上司が悪いんだー!!ぐらいに思って、仕方ないと捉えましょう。たまにはそんな時もあります。
でも、そういうおサボりタイムは多くても週に1回で半日程度に留めておきましょうね。それ以上サボると多分仕事が回らないので。
プログラマーに必要なコミュニケーション能力について語りましたがいかがだったでしょうか?
全部仕事上の会話です。
何も趣味の話で盛り上がれとか、相手の心を鷲掴みにしろとか言っているわけではありません。
大変だということはすごくわかりますが、上記で挙げた3つのことだけでも心がけて下さい。
今回まとめたのは新人向けの最低限のことなので
もうワンランク上を目指したい人用にまた記事をまとめますね。
最後にちょっとした余談、私が見てきたIT業界の現状
すごく正直な話をすると、IT業界でコミュニケーションが苦手な人は結構います。ぜんっぜん喋らないなって人や、何言ってるかわっかんない人とか…めちゃくちゃいます。
IT業界ってコミュニケーション能力が必要なのにコミュニケーション苦手な人が集まりやすい場所でもあるんだと思います。
そのため、コミュニケーションが苦手だけどプログラマーになりたいって人も十分なれると思います。既に沢山いるんだから。
コミュニケーション苦手でも最低限のことは出来ますって人が少しでも増えてくれれば、IT業界も円滑に進むと思いますので……
この記事はそんな思いで書きました。
あ、あと、冒頭でも書きましたが、あくまで私の就職した会社の話なので会社によって現状は違うかもしれません。そこはご了承ください。
それでは!
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